生かされているのは
私たちのいのち。

なかむら牧場が伝えたい

「想い」

私たち「なかむら牧場」は、代々専業農家として米作りを中心に牧場運営まで、南阿蘇の大自然といのちを受け継いできました。

1989年…先代の父が、あか牛3頭から肉牛の繁殖をスタートし、現在70頭のあか牛、黒毛和牛の母牛を飼養し年間60頭以上の子牛を生産しています。
2011年…修学旅行の中高生の民泊受け入れを開始
2012年…旅館業許可証を取得
2013年…一般のお客様の受け入れ開始

「かかわる全ての人の喜びを追求する。」を理念とし、家族、スタッフで牧場業務に奮闘しております。

日々牛たちの管理を行い、お産も数百回以上立ち会っていますが、毎回感動し喜びを感じます。 牧場を生業とし命にかかわることで私たちは「牛たちに生かされている」ことを実感しながら、生きています。

南阿蘇は草原に囲まれていて、その中に「牧野」と呼ばれる放牧地が点在しています。
阿蘇は2013年に「世界農業遺産」に認定されました。
先人たちが守り繋いできた草原を活用した伝統的農業や景観を保全していこうというものです。
しかし今この草原が危機的状況にあります。
農家個数の減少や放牧牛の減少により草原の維持が難しくなっています。
草原ボランティアの方や草原募金によりどうにか維持していますが、草原の減少には歯止めがかかりません。

そんな問題を打開すべく、なかむら牧場では「草原親衛隊プロジェクト」と銘打ち、使われなくなった牧野を草原ボランティアやお客様と一緒に楽しみながら復活させ、再び放牧利用する計画を進めていました。

しかし、2016年4月に発生した熊本地震により牧野の中には多くの亀裂が入り、お客様をいれる前に整備した道はメチャクチャになってしまいました。
地震の時の恐怖感でその後足を運べなくなり、又同時に業務拡大したため、現在は計画を中断したままになっています。
いつかこの場所に、たくさんのなかむら牧場の牛たちを放牧できるように、多くの牛の誕生を見守っています。 あか牛たちの元気な姿と大自然の保全に向けて「草原親衛隊プロジェクト」の復活を今後もご期待ください。

最後に、これまでなかむら牧場に民泊、体験に来られたお客様からは「観光牧場では味わえない貴重な体験が出来た！」「牧野見学は外国に来たみたい！」「バーベキューのあか牛がとても美味しかった！」と嬉しいご感想をいただいております。

ここでしか味わえない「大自然と、ふれあいと、美味しさ。」を
ぜひ「なかむら牧場」で体験してください。

心よりお待ちしております。

牧場長　中村和章